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家計・貯蓄

特別費とは?年間リストの作り方と毎月の積立額の決め方

こんにちは、こはるです。

毎月きちんとやりくりしているのに、なぜか年に何度か家計がガクッと崩れる。わが家も長いことそうでした。原因はだいたい同じで、毎月出ないけれど、年に1回はまとまって出ていくお金です。

これを特別費と呼びます。今日は特別費の洗い出し方と、毎月いくら積み立てておけばいいのかを、金額つきで整理します。

金額はわが家の想定を含む一般的な目安です。ご家庭の状況(車の有無・帰省の距離・お子さんの年齢)で大きく変わります。

特別費とは?

毎月は発生しないけれど、1年のどこかで必ず出ていく支出のことです。家賃や食費のように毎月の予算に入っていないので、来た月だけ赤字になります。

家計簿が続かない一番の理由も、じつはこれだったりします。「今月は特別だから」が年に何回もあると、続けている実感が持てないんですよね。家計簿そのものの続け方は家計簿が続かない人へにも書いています。

まず、書き出してみる

紙でもスマホのメモでも構いません。「1月から12月まで、何にいくら出たか」を思い出しながら書きます。去年のカード明細や通帳を見ると早いです。

よくある特別費を並べておきます。

1. お金の制度・税金まわり

項目 目安 時期
自動車税 10,800〜45,000円 5月
固定資産税(持ち家) 60,000〜150,000円 4・7・12・2月など
車検(2年に1回) 70,000〜120,000円 該当年
火災保険・地震保険(年払い) 15,000〜40,000円 契約月
NHK受信料(年払い) 約14,000〜25,000円 契約月

2. 家族の行事・季節

項目 目安 時期
帰省の交通費 20,000〜100,000円 8月・12月
お年玉 10,000〜40,000円 1月
クリスマス・誕生日 20,000〜50,000円 各月
冠婚葬祭(ご祝儀・香典) 30,000〜100,000円 不定期
旅行・レジャー 50,000〜150,000円 不定期

3. 子ども・学校

項目 目安 時期
入学・進級用品 20,000〜80,000円 3〜4月
学用品・制服の買い替え 10,000〜40,000円 随時
習い事の発表会・合宿費 10,000〜50,000円 随時
写真代・アルバム 5,000〜20,000円 随時

4. 家と暮らし

項目 目安 時期
家電の買い替え(積立として) 30,000〜60,000円/年 不定期
布団・カーテンなどの入れ替え 10,000〜30,000円 不定期
医療費(歯科・眼鏡・予防接種) 20,000〜60,000円 随時

医療費が大きくなりそうな年は、医療費控除も確認しておくと戻ってくる場合があります。

【モデルケース】わが家の年間特別費

4人家族・車1台・賃貸・小学生と未就学児の想定でまとめてみます。

内容 金額
1月 お年玉 20,000円
3月 進級用品・写真 35,000円
4月 入学まわり 40,000円
5月 自動車税 34,500円
6月 火災保険(年払い) 18,000円
8月 帰省・夏レジャー 90,000円
9月 予防接種・歯科 20,000円
10月 家電の積立分 40,000円
11月 冠婚葬祭の予備 30,000円
12月 クリスマス・年末年始 70,000円
随時 衣類・靴の買い替え 30,000円
合計 427,500円

年間で約42万円。毎月の生活費とは別に、これだけ出ていく計算です。「なんとなく足りない」の正体は、たいていこれでした。

毎月いくら積み立てればいい?

計算はとてもシンプルです。

毎月の積立額 = 年間の特別費 ÷ 12

上のモデルケースなら、

427,500円 ÷ 12 = 月 約35,600円

これを生活費とは別の口座に毎月移しておきます。多いと感じるかもしれませんが、これはもともと出ていたお金です。増えるわけではなく、出ていくタイミングをならしただけ。ここが大事なところです。

途中から始めるときは

年の途中から始めるなら、残りの月数で割るか、直近の大きな支出だけを対象にします。

例:9月から始めて、12月の年末年始70,000円に備えるなら、9〜11月の3か月で月23,400円。全部いっぺんにやろうとせず、いちばん大きい1つから始めるほうが続きます。

「特別費が高すぎる」と思ったら

書き出してみて金額に驚いたら、それは見直しのチャンスです。効きやすいのは次の3つ。

  1. 年払いにできるものは年払いに(保険料は月払いより年払いのほうが割安なことが多い)
  2. 帰省・旅行は早割で予約する(交通費は予約時期で数万円変わります)
  3. 車まわりは一度まとめて見直す(→車の維持費を下げる7つの見直し

見直しで浮いた分を積み立てたら

仮に特別費を年42.7万円から年36万円まで(約6.7万円)減らせたとします。この差額月およそ5,600円を、そのまま新NISAで積み立てた場合の目安がこちらです。

期間 元本 年3%想定 年5%想定
10年 67万円 約78万円 約87万円
20年 134万円 約184万円 約230万円
上の試算は一定の利回りが続いた場合の目安で、将来を保証するものではありません。投資には元本割れのリスクがあります。使う予定が近いお金は、投資ではなく現金で持っておくほうが安心です。

特別費の口座はどう持つ?

わが家は生活費の口座とは完全に分けています。同じ口座に入れておくと、残高が多く見えて使ってしまうからです。

口座の分け方そのものは口座の分け方にくわしく書きました。あわせて読むと全体像がつかみやすいと思います。

わが家の考え方

わが家は、年末に翌年の特別費リストを作るのが恒例になりました。1時間ほどで終わりますが、この1時間で1年の安心が買えます。

そして大事なのは、予備の枠を1つ入れておくこと。冠婚葬祭や急な修理は必ず読み違えるので、年3万円ほどの「予備」を最初から入れておきます。ぴったり当てようとしないのがコツです。

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よくある質問

Q. 特別費と生活防衛資金は同じものですか? A. 別ものです。特別費は「出ることが分かっているお金」、生活防衛資金は「収入が止まったときに生活を支えるお金」です。用途が違うので、口座も分けておくと安心です。

Q. 毎月の積立額が多すぎて用意できません。 A. 全部を一度に積むのは大変です。まずは金額の大きい1〜2項目(帰省費や車検など)だけを対象に始めて、慣れてから範囲を広げるやり方をおすすめします。

Q. 特別費用のお金は投資に回してもいい? A. 1年以内に使う予定があるお金は、値下がりしたときに困るので現金で持っておくのが基本です。投資に回すのは、使う予定が当面ないお金にしておくと安心です。

まとめ

家計が年に何度か崩れる原因は、たいてい特別費です。まず1年分を書き出し(モデルケースでは年約42.7万円)、12で割った金額(月約35,600円)を専用口座に先取りしておく。これだけで「急な出費」が「予定の出費」に変わります。予備枠を年3万円ほど入れておくのを忘れずに。